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ハラル対応をした食品を増やしていきたい

EVENT
2014年1月24日
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つながった会員

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■一般社団法人ハラル・ジャパン協会  佐久間代表理事
■株式会社日本アセラル商事 千葉社長
(ハラル・ジャパン協会理事兼務)
■スペースボーイ株式会社 とぐち社長
■アイディーバンク株式会社 村田社長

2014年1月24日(金)
東京都渋谷区

 


 

齋藤

ハラルジャパン協会で取り組まれているハラル対応をした商品を増やしていくことの一環で本日は、鶏肉生産で国内でも有数の規模を持たれている企業のマーケティングアドバイスをされている会員の方同士のミーティングをアレンジさせていただきました。

佐久間理事長

ハラルジャパン協会では、イスラム教で認められたハラルという食べることを許された食物を中心に、インドネシア・マレーシアを中心とした19億人のイスラム市場への取り組みの国内での啓蒙活動とそれらを通じたイスラム商流の拡大を日本企業にもたらすことを目的としている。全国の講演活動と具体的な取り組みのアドバイス、さらにはハラルデリ弁当のECサイト運営など実際の新しい取り組みなども協会として支援している。

とぐち社長

エビス商事という宮崎の鶏肉生産企業のマーケティングを担当させていただいている。接点として考えられるのは、
①エビス商事が全体としてハラル対応を行う
②新規事業として特定商品をハラル対応として売り出すか
などと考えられる。

千葉理事

ハラルデリ弁当というハラル対応をした弁当を日本にすでにすまれているイスラム教の方たちやそうした従業員を持たれている企業、また日本に商用でこられた方たちへの仕出し弁当として、などさまざまな形でご利用頂いているお弁当の注文できるインターネットサイトなども取扱高を増加させており、そうした対応弁当を作っている会社へ鶏肉を卸して頂くということもトピックのひとつにできるかと思う。

村田社長

エビス商事さんも新規事業の取り組みをされていて、東京では鶏肉を直接提供する飲食店も運営されている。新規事業的な取り組みもあるかもしれない。

齋藤

とぐちさんと村田さんは一緒に会社を作られて今度はスリランカと日本の間のビジネスを4月から相当注力されると聞いています。

とぐち社長・村田社長

thikapartmentという会社を作り、スリランカに完全にメインを移そうと準備を進めています。スリランカは1980年代からの長い内戦のイメージもあり、日本ではあまり経済発展可能性のある国としてまだまだ認識されていませんが、2009年5月には内戦は終結し、南アジア地域協力連合(SAARC)の加盟国として存在感も増しており、有望な地域になっている。日本では現在China+1として東南アジアへの進出が増加しているが、今後SAARC加盟国への進出が増加していくと考えている。

佐久間理事長

スリランカ自体はイスラム教信者がさほど多いわけではないものの、国内に一定数はおられ、またSAARCの国にはイスラム教信者が多数おられるので、そうした国への日本からの輸出については、ハラル対応や輸出を進めるためのさまざまな準備を整えることで新たなマーケットが創設されることになるので、スリランカと日本のビジネス拡大を事業とされるということであれば、ぜひ西アジア全般も含め連携をお願いしたい。

とぐち社長・村田社長

了解しました。

齋藤

鶏肉はハラル食材の中でも重要なものでしょうし、まだ対応を本格的に始める前の段階だと考えられますので、大手生産企業との連携はすぐにではなくても可能性の高いものだと感じます。2020年東京オリンピックも含めて海外からの観光客の増加は国家的な施策目標でもあり、ハラルビジネスの可能性の広がりを感じます。
また海外進出という意味で本日SAARCの可能性とその中でのスリランカの潜在力をあらためて感じました。

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齋藤真織

WRITER  齋藤 真織(Maori Saito)

人生が豊かに過ごせるために、やりたいことをカタチにするために、もっとビジネスを身近に活用できる社会実現のために、スモールビジネスデパート運営中。自らも多くの起業体験、現在も数多くのビジネスに携わっている

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